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『このコンピュータ書がすごい! 2017年版』最新情報 このページをアンテナに追加 RSSフィード

2017年1月14日19時30分より、ジュンク堂書店池袋本店にて開催されるトークセッション、
『新春座談会 このコンピュータ書がすごい! 2017年版』に関連する情報を提供するblogです。
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2014-01-10

2013年ジュンク堂池袋本店コンピュータ書売上冊数ランキング第2位:西尾泰和『コーディングを支える技術 成り立ちから学ぶプログラミング作法』(技術評論社 2013年ジュンク堂池袋本店コンピュータ書売上冊数ランキング第2位:西尾泰和『コーディングを支える技術 成り立ちから学ぶプログラミング作法』(技術評論社) - 『このコンピュータ書がすごい! 2017年版』最新情報 を含むブックマーク はてなブックマーク -  2013年ジュンク堂池袋本店コンピュータ書売上冊数ランキング第2位:西尾泰和『コーディングを支える技術 成り立ちから学ぶプログラミング作法』(技術評論社) - 『このコンピュータ書がすごい! 2017年版』最新情報

ジュンク堂書店池袋本店での2013年コンピュータ書売上冊数ランキング、第2位の発表です。

ジュンク堂へリンク


2013年の第2位は、西尾泰和『コーディングを支える技術 成り立ちから学ぶプログラミング作法』(技術評論社)でした。

WEB+DB PRESS plusシリーズは、2012年の11月に『JUnit実践入門』と『ノンプログラマのためのJavaScriptはじめの一歩』が出て以来、2013年は『〜徹底攻略』というWEB+DB PRESS本誌サイズのムックに近い体裁の書籍が多数出る一方で、いつものサイズ(?)の書籍はこれ一冊だけでした。そしてこのシリーズの中でも『〜を支える技術』というタイトルには優れた書籍を多数刊行してきた実績もあり、期待値の高いシリーズになっていますが、その期待に違わぬ充実した内容で堂々の2位になりました。

さて本書の内容ですが、タイトルだけを見ると同シリーズの『良いコードを書く技術』みたいな内容を想像してしまうかもしれません。が、本書に関してはサブタイトルの「成り立ちから学ぶプログラミング作法」や、表紙の帯っぽいところに書かれている「なぜ言語設計者はこの文法を作ったのか」というのがより分かりやすく本書の内容を表しています。

このサブタイトルの「成り立ち」というのは、プログラミング言語そのものの設計概念やsyntax・semanticsといったところについてのものです。このような概念はどうして導入されたのか、どういう意味があるのか、そしてなぜ言語ごとに違いがあるのか、といったところについて掘り下げて紹介してくれています。

こういった基礎概念がどのように設計に取り入れらっるのかを複数言語を比較しながら知ることが、最終的には日々のコーディングに役立つ、というのが本書の書名の背後にあるポリシーと言えます。そう書くと少し気の長い話に感じられるかもしれませんが、本書はそのような用途にも耐えうる射程の長い一冊ですし、何よりコーディングの意味がよく分かり、すっきりとプログラミングに向き合えるという効果も無視できません。複数言語にまたがって整理された知見は、著者ならではのものと言え、2013年を代表する一冊と言っても良いのではないかと思いました。


なお、本書の著者である西尾さんよりコメントをいただいております。

年間ランキング2位をいただきありがとうございます。

本書では、言語に関する膨大な知識を効率的に学ぶために、「比較から学ぶ」「歴史から学ぶ」という手法を実践しています。0章として「なぜ学ぶ必要があるか」を解説する章があったのですが、「話が抽象的で難しすぎる」などのレビュアーの方々のご意見もあり削除しました。WEB+DB PRESS Vol.80で噛み砕いた説明が掲載される予定です。


WEB+DB PRESS vol.80ということは、次の次の号(4月発売予定)ですね。こちらも楽しみです。


明日はいよいよ第1位の発表とトークセッション本番です。どうぞお楽しみに。

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